2011/04/22
昨夜は、10時37分、千葉県東方沖を震源とする地震があり(東庄町震度4)、直ぐに庁舎防災対策室に出ました。
日中にも「ドーン」という音を伴う地震があり、なかなかおさまりません。
午前中、まちづくり課長と一緒に町内の大きく被害を受けた家屋や道路を見て回りました。
写真 3月11日より通行止めの道路=度重なる地震により大きく壊れました=


道路等の災害箇所は、大きくなっています。町として道路復旧に全力をあげて行きます。
東日本大震災、大津波から40日経った今、災害も悲しみも積もり重なり、本当に計り知れなさを感じます。
新聞やニュースで報じられる被災地の町村長たちの辛さや苦悩は、他人事とは思えず心が痛みます。
せめて風評にとらわれない食生活、節電、町民に不安を与えないような対応対策をして行きたい。
◆計画停電に係る要請を千葉県知事 森田健作、千葉
県市長会長・野田市長 根本 崇、千葉県町村会長・東庄町長 岩田利雄の連名により、東北地方太平洋沖地震緊急災害対策本部長・内閣総理大臣 管 直人様、経済産業大臣 海江田万里様、東京電力株式会社取締役社長清水正孝様宛に提出いたしました。
○計画停電については、電力事情の逼迫に対応をしなければならないことは、十分に承知をしておりますが、県民の生命に直接かかわる病院をはじめ、公共交通機関や学校、上水道、交通安全施設、企業などが一律に停電することにより、さまざまな影響や地域間の不均衡などの問題が生じています。
・地域の中核となる病院等、公共交通機関や上下水道施設、復興に必要な資材の生産に不可欠な工業用水道施設を除外すること。
・地域や生産現場などの意向を十分に踏まえた計画とすること。
・迅速な情報提供及び停電時間の事前周知の徹底に努めること。
・早期に計画を策定し公表すること。
本県としても節電への取組の徹底や電力確保への協力などに積極的に努めてまいりますが、政府にあっては、不要不急な電力使用を制限する措置を講じるとともに、計画停電による県民生活や経済活動の復興への影響を少しでも低減するため、必要な措置を速やかに講じることを強く求めます。
=以上計画停電に係る要請文要旨=
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2011/04/14
桜満開の穏やかな日。

香取神宮の例祭(国家の繁栄と国民の安寧を祈念)に参列させていただきました。
■香取神宮例祭


東日本大震災から、国民が手を携え力を合わせての復興を祈念する高橋宮司さんの
祝詞奏上でした。
■玉串法典

■桜の花びら舞う坂道

久しぶりに、鶴岡八幡宮・吉田宮司さん、國學院大學・加藤神道研修事務部長さん、愛媛県忽那島八幡宮・大宮宮司さん(元香取神宮権宮司)にお会いし、懐かしくお話させていただきました。
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2011/04/12
東庄町の基幹産業は、農業です。
■桁沼の水田地帯=農作業はこれから=


大震災により土地改良施設では、漏水、道路の陥没、ひび割れ、排水路の決壊、水田用水機場などに被害を受けました。
復旧作業により大利根用水は、4月20日から農業用水の通水開始、桁沼土地改良区では、8日より通水が行われています。
これから水田では、田植えの時期になります。
■田植えの済んだ水田も。

例年、米は余っています。
標準の収穫量というと、当たり前のことのように思いますが、いろいろな条件が揃わなければ達成できないことです。
5月になったら、一面が緑になり、緑の風も吹き渡ります。
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2011/04/11
■午後5時 東庄町災害対策本部員会議開催
3月11日14時50分、災害対策本部設置から1カ月が経ちました。
今も、旧飯岡町や香取市、神栖市など近隣では、対応・復旧作業で大変な状態です。
東庄町は、生活に支障のない所までは復旧しました。
職員は、それぞれ各部署でいろいろと努力をしてきました。
ご苦労様でした。
◆東庄町の被災状況
・人的被害 2名
※屋根瓦修理中転落者 4名(男性4名内1名重症)[3月31日現在]
・家屋被害 全壊 3棟、半壊 1棟 [4月7日現在調査継続中]
一部損壊(母屋及び母屋以外の住居) 1809棟
(住居以外の倉庫等) 491棟
・公共施設 被害なし
・土木関係 町道(国災)13箇所 、町道(町単)100箇所
県道(国災)1箇所 、県管理河川(国災)黒部川
・農林災害 香取農林管内土地改良施設 、海匝農林管内土地改良施設・大利根用水(県)
・水道災害 使用料軽減
■午後5時16分、福島・茨城で震度6弱の強い地震発生(東庄町震度3)
本部会議中に地震発生!!
災害対策本部設置から1カ月が経過、生活に支障は無い所まで復旧したということで、実は解散を考えていました。
通常に戻って、元気よくスタートしたい!
長引き自粛ばかりしていると地域経済にも影響が出る等いろいろな面で支障をきたします。
しかしながら、また大きな地震が発生した今、安易に解散して良いものかと考えています。
本部を設置したまま、体制をゆるめる。
対応の仕方の中で通常に戻り、自粛は「すべてしてはいけない」ということではなく、臨機応変に元気を出して行きたい。
緊急の場合は集まる体制を続投します。
今後の備えということから、各部署で課題や対応の中での問題点についてとりまとめ、報告してほしい。
「町民を守る」ということを念頭にお願いしたい。
・・・以上、東庄町災害対策本部員会議にてお話いたしました。
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2011/04/08
朝から風の強い日です
■東大社

◆1800年以上前に景行天皇が東国を巡幸された際、東海の鎮護として祀られました。
“おおじん様”の名で親しまれ、豊作、大漁、家内安全の神様として地域の信仰を集めています。
■午前11時・例祭に参列させていただきました。

東日本大震災による計り知れない被害、昨夜も大きな地震がありましたが、一刻も早い復興と安心な日々が訪れますように・・・お祈りいたしました。
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午後1時・長野県飯綱町より相澤町長ほか6名の皆様が来庁されました。
■たくさんの雪の中で貯蔵した「雪ねむりりんご」と義援金を頂戴いたしました。

「いちごの国」と「りんごの国」のキャッチボールということで始まった地域間交流。
長野県から6時間かけて、思いやりの気持ちと一緒にお届けいただきました。
長野県と千葉県、遠く離れてはいますが、困った時はお互いに助け合えるような両町でありたいと思います。
町民のみなさまのしあわせのために、元気にがんばります!!
本当にありがとうございました。
■今度は、ふれあいまつりにお出でください。

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2011/04/07
東庄中学校の入学式に出席をいたしました。
■入学生130名、全校生徒数424名

■校歌

新一年生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
今、東日本大震災により被災された方々はもちろん、日本中が、想像を遥かに超えた大震災後の対応対策で大変な思いをしています。
東庄町でも近隣市ほどではありませんが、住宅の屋根瓦が落ちたり、道路の亀裂や陥没など町中で大きな被害を受けました。
3月11日、午前中は皆さんの先輩の卒業式の日でした。
「がんばれば夢はかなう!」という言葉と心からのエールを送りお祝いのことばとさせていただきました。
被災地では、津波により学校ごと流されるなど多くの子どもたちが命を落とし、今も行方不明となっています。
多くの学校が再開できない状態で、深い悲しみの中で卒業式が行われ、また、入学式もプレハブや間借りした校舎で行われるそうです。
人間は小さなものです。
大きな自然には到底かないませんが、被災した現実に立ち向かい努力をする、そしてその人たちに、自分たちには何ができるか?という思いやりの心で支えることにより大きな力が生まれるのだと思います。
東庄町としても何か支援できたらと考えています。
一日も早い復興をみなさんとともにお祈りいたします。
何よりも「命」は大切です。
「日にあらた、日々に新たに、」先ほど皆さんが歌った東庄中学校校歌にもあるように、夢や目標をもち一日一日を大切に、学習や部活動に打ち込み、困難に打ち勝つ強い「心」と「体」をつくり、また、相手を思いやる心や感動する心を大切に、明るく元気いっぱいに過ごしてほしいと思います。
みなさんの豊かな未来に向けて精一杯応援していきたい。
新入生の皆さんのたくましい成長を心から祈念してお祝いの言葉といたします。
■祝辞を述べさせていただきました。

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2011/04/06
少し春らしい日になりました。
■笹川小学校入学式

町立小学校(5校)では、それぞれ入学式が行われました。
小学校5校で126名が入学、児童数は744名です。
■笹川幼稚園の桜

笹川小学校の向かい、笹川幼稚園道路側には、大きな桜の木があります。
今年は、いつまでも寒いせいか開花が遅れてはいますが、少し開きはじめました。
町内の桜名所のひとつだと思っていますが、満開が楽しみです!!
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2011/04/05
長年にわたり地方自治に功労があり、満88歳を迎えられた長瀬八郎氏が高齢者叙勲(旭日単光章)を受章されました。
■勲記、勲章の伝達をさせていただきました。

長瀬さんは、私が初めて町議会議員に当選させていただいた、昭和54年12月、副議長の職にあった大先輩です。
ご自分で車を運転され、お出でいただけるということでお待ちしていました。
久しぶりにお会いしましたが、明るくお元気で、年齢を重ねられたたくましさを感じました。
■議員だった頃のなつかしい話を楽しくさせていただきました。

心から敬意を表し、晴れの受章をお喜びいたします。
これからも健康に留意され、ご指導をいただきたいと思います。
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2011/04/01
■執務室からの風景

コブシの花が開き、普段と変わらないように見える風景です。
その風景にも元気をもらいしっかりと前に進んで行きたい・・・。
・・・東日本大震災により近隣市は、懸命に復旧作業をしている所であり、心苦しさも感じております。
◆午前9時 辞令交付

新規採用職員、人事異動により部署の移った職員に辞令交付を行いました。
災害対応もあり最小限の人事異動となりましたが、新しい芽を見出したい。
◆午前9時30分 新年度訓示
まず大震災被災者にお見舞いを申し上げます。国の非常時であり、悲惨な状態の中で仕事をされている人が大勢います。
そして災害の大きさも徐々に明らかになり、課題は、一日も早い復興です。
各自治体とも厳しい財政状況の下、行政の一方的なお願いだけでは、町民との協働のまちづくりを進めることはできず、説明責任を果たしながら各種施策を実現していかなければなりません。
限られた人員ですが、知恵と工夫、新たな発想で健全財政を堅持していきたい。
昨年、「お役所仕事」という話をしましたが、「新しいことに取り組まずに、前例踏襲を大事にする」ということが行き過ぎると、「融通がきかない・決まりどおりの対応しかしてくれない」など、「お役所仕事」と言われることになり、あまりよい意味には使われていませんでした。
被災地で役場の職員がインタビューに「あたりまえの仕事」と答えていました。
今まで経験したことのない今回の大震災における緊急の災害対応には、とにかく町民のためにという「お役所仕事」・職員全員が一致団結、対応対策を分担や連携によりすばやく、そして一生懸命に仕事をしたことで感謝をされ、「お役所仕事」を良い仕事を意味する言葉として認められたのではないかと思います。
自分のこと家族のことは大事ですが、それと同じくらい町民は大事です。
町民に対しても職場のなかでも、人と人とは、お互いを思いやる気持ちが大切で、明るい職場とチームワークがより良い住民サービスにつながります。
小さくても「タフ」な町にして行きたい。
一人ひとりが、町のためにどれだけ尽くせるかということを考え、自分の立場、役割を認識して、持っている良い個性を発揮し、目標を持って取り組んでほしい。
新規採用職員には、今の気持ちを忘れずに元気に仕事をしてほしい。
一緒になってがんばりましょう!
・・・以上、年度始めの挨拶をいたしました。
◆午後1時30分 4月庁議開催

3月11日の地震発生以来、対応対策に万全な体制でいち早く取り組んだ事に感謝を申し上げます。
住んでいる人に不安を与えないようにすることが大事です。
苦情があって当たり前の仕事で、なかなかほめてはもらえませんが、皆さんのがんばりが通じたのではないかと思います。
町民のためにこれからもよろしくお願いしたい!!
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2011/03/31
6名の職員に退職辞令を交付し、送別式を行いました。
3月をもって退職をされる6人の皆さんの送別式にあたり、東庄町を代表して、感謝の言葉を申し上げます。
皆さんには、それぞれ長い間、東庄町に勤務され、町の発展にご尽力をいただきました。
そのご労苦に心から敬意を表し、お礼申し上げます。
町は、3月11日、14時46分と15時16分に発生した2度の今まで経験したことのない大地震による災害対応に追われ、皆さんのこれまでの労をねぎらう機会もないまま、今日の日を迎えた訳であります。
行政として災害時の緊急対応には一致団結、連携によるすばやい対応対策が大事であり、町民の命を守らなければなりませんし、守ることがつとめであります。
そういう意味でも皆さんには、退職をされる日まで、ご尽力をいただきました。
「生涯現役」という言葉があります。意味は、生涯現役で働き続けるということではなく、生涯現役で生きて行くという事です。
それは、生涯に渡って自分の望む方法で、社会との関わりを持って生きていくことです。
自分の命、そして人を大切に、持っている能力を発揮し、前向きに明るく、これからも社会の役に立つ存在として、人から感謝される道を歩んで行ってほしいと思います。
これまでの人生の大きな部分を、町の職員として、ふるさと東庄町を創ってくれたことに、感謝するとともに、これからも、それぞれの立場で、すばらしいふるさとを創る一員として活動していただきたいと思います。
まずは、ゆっくり疲れをとって、そしてこれからの第2の人生を「自分が主役」となり、謳歌してください。
皆さんの「これからの人生」にエールを送り、ご健康とご多幸を心からご祈念申し上げ、挨拶とさせていただきます。
長い間ありがとうございました。
◆町では、今も、災害対策本部を設置中です。
時折、ビクッとする余震もあります。
退職の日、午後3時からの送別式の少し前まで防災服を着て、仕事をしていただきました。
本当に大変な平成23年3月でした。
そしていろいろな意味で心に残る3月31日となりました。
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