‘2011/04’ カテゴリーのアーカイブ

「くさや」の話が縁で​・・・

2011/04/28

先日、東京都大島町役場から藤井静男町長さんの退任挨拶状(4月29日)をいただきました。
町長選挙に出馬はされないということは前に聞いていましたが、あっという間に退任される日になりました。
藤井町長さんとは平成15年関東町村会海外行政視察(ドイツ・フランス)に参加させていただき一緒になりました。
これまで何度か視察に参加させていただきましたが、特に印象に残る良い旅でした。

■平成15年7月19日・ライン河畔の街と後方に広がるワイン畑をバックに
左から私・藤井大島町長・向後元飯岡町長。

旅の途中、どういう訳か「くさや」の話になり、私が「大島では、普通にくさやを食べるんですか?」と聞くと「くさやは、島では普通に食べています。においを気にしなければ美味しい。」と・・・。
「くさやはくさい!」と話には聞いていましたが、食べたことのなかった私にはちょっとびっくり!だったことを憶えています。

大島の藤井町長さんを訪ねたいという、最初の目的はくさやに挑戦するためだったことを思い出しました。
大島町では、今日退任式が行われたことと思います。
退任される前に一度お会いしたいと思い、連絡をさせていただき日程調整をしていましたが、東日本大震災の影響もあり叶いませんでした。

ユニークな人とのお付き合いは楽しいです。
東庄町にお出でいただくというのも良いですが、いつか大島を訪ねたいと思います。
長い間大島町のために、おつかれさまでした。

強風に山や空が白く

2011/04/27

風がビュービューと音を立てふいています。
一昨日から、不安になるような変わったお天気です。

■執務室からの風景

カラスが凧のようになりながら飛んで行ってます!!

今日は、会議もなく執務室での一日でした。

我が家の花見

2011/04/26

昨日から晴れたり曇ったり、風が強くなったりと変わりやすいお天気が続いています。

■満開の霧島つつじ

一人で見ているだけではもったいない・・・友人を呼びお昼休みのミニお花見会をしました。
昼食は、アサリとタケノコの炊き込みご飯と味噌汁、タケノコの煮物、お新香、近所のお店の惣菜(コロッケ)にデザートにはスイカというメニューです。
「一緒に・・・」というのは、良いものです。

午後、東日本大震災の被災地、宮城県涌谷町・大橋荘冶町長さん(全国国民健康保険診療施設協議会)と福島県浪江町・山本幸男元議長さん(香取神宮神幸祭)に連絡をさせていただきました。
涌谷町では、亡くなられた方や行方不明の方、家屋の全半壊、道路、水道と大きな被害を受けましたが、やはり懸命の対応対策中でした。
浪江町役場は二本松市役所の支所で臨時役場として対応をしています。
大変な状況下、申し訳ないと思いながらも電話をさせていただきました。
有り難いことに早速山本さんに連絡をとっていただき、直接お話をすることができました。

山本さん家族は、現在三箇所に分かれて避難生活をされていて、山本さん自身は、会津の避難先から飼っている馬や牛が心配で往復6時間かけ通っているとのことでした。
原発事故により役場どころか町民が町に住めないというのは、復興も何も自分たちではできません。
本当につらい思いをされていると思いますが、・・・お元気でした。
私としては、すぐに直接支援できる訳ではありませんが、お元気に懸命に努力されていることに安心いたしました。

これからも人と人との出会いを大切にしていきたい。
がんばろう!!

地震災害対策本部 解散

2011/04/25

17時 災害対策本部員会議開催

現在までの被害調査では、住宅の全壊3軒・半壊4軒。
道路等の復旧工事はこれからです。
災害に強い公共施設ということで、耐震改修を終えたところで被害は少なかったものの、完全には防ぐことはできませんでした。
大地震、原発事故、計画停電、風評被害、混乱と自然災害の恐ろしさを思い知り「想定外」の事も起こり得るというのが現実でありました。

■土砂崩れ
< ■笹川閘門(護岸)被害

今後も「備えあれば憂いなし」、普段から点検整備・防災訓練を重ね、いざというときの万全の体制を作っておくこと、町民の要望を良く聞き「町民の安心・安全を守る」ために連携したすばやい対応をお願いしたい。
3月11日、14時50分設置の災害対策本部は本日17時をもって解散いたします。
職員の懸命の対応に感謝します。
連休中は、少しでも緊張を癒し、各家庭(家族)への対応もしてほしい。

☆我が家の庭の霧島つつじが満開になりました。
今年の桜は、地震の影響で、花見気分から遠ざかっているうちに葉桜にな
り・・・。
今日は、私の父親が亡くなり50回目の命日です。(私は14歳でした。)
5期目の町長職就任から3ヶ月、これからも初心を忘れずに町民を守るために仕事をしていきます。

拡がる地震による被害​=道路復旧に全力をあ​げる=

2011/04/22

昨夜は、10時37分、千葉県東方沖を震源とする地震があり(東庄町震度4)、直ぐに庁舎防災対策室に出ました。
日中にも「ドーン」という音を伴う地震があり、なかなかおさまりません。

午前中、まちづくり課長と一緒に町内の大きく被害を受けた家屋や道路を見て回りました。

写真 3月11日より通行止めの道路=度重なる地震により大きく壊れました=

道路等の災害箇所は、大きくなっています。町として道路復旧に全力をあげて行きます。

東日本大震災、大津波から40日経った今、災害も悲しみも積もり重なり、本当に計り知れなさを感じます。
新聞やニュースで報じられる被災地の町村長たちの辛さや苦悩は、他人事とは思えず心が痛みます。
せめて風評にとらわれない食生活、節電、町民に不安を与えないような対応対策をして行きたい。

◆計画停電に係る要請を千葉県知事 森田健作、千葉
県市長会長・野田市長 根本 崇、千葉県町村会長・東庄町長 岩田利雄の連名により、東北地方太平洋沖地震緊急災害対策本部長・内閣総理大臣 管 直人様、経済産業大臣 海江田万里様、東京電力株式会社取締役社長清水正孝様宛に提出いたしました。

○計画停電については、電力事情の逼迫に対応をしなければならないことは、十分に承知をしておりますが、県民の生命に直接かかわる病院をはじめ、公共交通機関や学校、上水道、交通安全施設、企業などが一律に停電することにより、さまざまな影響や地域間の不均衡などの問題が生じています。

・地域の中核となる病院等、公共交通機関や上下水道施設、復興に必要な資材の生産に不可欠な工業用水道施設を除外すること。
・地域や生産現場などの意向を十分に踏まえた計画とすること。
・迅速な情報提供及び停電時間の事前周知の徹底に努めること。
・早期に計画を策定し公表すること。

本県としても節電への取組の徹底や電力確保への協力などに積極的に努めてまいりますが、政府にあっては、不要不急な電力使用を制限する措置を講じるとともに、計画停電による県民生活や経済活動の復興への影響を少しでも低減するため、必要な措置を速やかに講じることを強く求めます。
=以上計画停電に係る要請文要旨=

香取神宮例祭

2011/04/14

桜満開の穏やかな日。

香取神宮の例祭(国家の繁栄と国民の安寧を祈念)に参列させていただきました。

■香取神宮例祭

東日本大震災から、国民が手を携え力を合わせての復興を祈念する高橋宮司さんの
祝詞奏上でした。

■玉串法典

■桜の花びら舞う坂道

久しぶりに、鶴岡八幡宮・吉田宮司さん、國學院大學・加藤神道研修事務部長さん、愛媛県忽那島八幡宮・大宮宮司さん(元香取神宮権宮司)にお会いし、懐かしくお話させていただきました。

水田での農作業はじま​る

2011/04/12

東庄町の基幹産業は、農業です。

■桁沼の水田地帯=農作業はこれから=

大震災により土地改良施設では、漏水、道路の陥没、ひび割れ、排水路の決壊、水田用水機場などに被害を受けました。
復旧作業により大利根用水は、4月20日から農業用水の通水開始、桁沼土地改良区では、8日より通水が行われています。
これから水田では、田植えの時期になります。

■田植えの済んだ水田も。

例年、米は余っています。
標準の収穫量というと、当たり前のことのように思いますが、いろいろな条件が揃わなければ達成できないことです。

5月になったら、一面が緑になり、緑の風も吹き渡ります。

東日本大震災から1ヶ月

2011/04/11

■午後5時 東庄町災害対策本部員会議開催

3月11日14時50分、災害対策本部設置から1カ月が経ちました。
今も、旧飯岡町や香取市、神栖市など近隣では、対応・復旧作業で大変な状態です。
東庄町は、生活に支障のない所までは復旧しました。
職員は、それぞれ各部署でいろいろと努力をしてきました。
ご苦労様でした。

◆東庄町の被災状況
・人的被害 2名
 ※屋根瓦修理中転落者 4名(男性4名内1名重症)[3月31日現在]

・家屋被害 全壊 3棟、半壊 1棟  [4月7日現在調査継続中]
 一部損壊(母屋及び母屋以外の住居) 1809棟
     (住居以外の倉庫等)     491棟

・公共施設 被害なし

・土木関係 町道(国災)13箇所 、町道(町単)100箇所
 県道(国災)1箇所 、県管理河川(国災)黒部川

・農林災害 香取農林管内土地改良施設 、海匝農林管内土地改良施設・大利根用水(県)

・水道災害 使用料軽減

■午後5時16分、福島・茨城で震度6弱の強い地震発生(東庄町震度3)
本部会議中に地震発生!!

災害対策本部設置から1カ月が経過、生活に支障は無い所まで復旧したということで、実は解散を考えていました。
通常に戻って、元気よくスタートしたい!
長引き自粛ばかりしていると地域経済にも影響が出る等いろいろな面で支障をきたします。

しかしながら、また大きな地震が発生した今、安易に解散して良いものかと考えています。
本部を設置したまま、体制をゆるめる。
対応の仕方の中で通常に戻り、自粛は「すべてしてはいけない」ということではなく、臨機応変に元気を出して行きたい。
緊急の場合は集まる体制を続投します。

今後の備えということから、各部署で課題や対応の中での問題点についてとりまとめ、報告してほしい。
「町民を守る」ということを念頭にお願いしたい。

・・・以上、東庄町災害対策本部員会議にてお話いたしました。

東大社春季例祭

2011/04/08

朝から風の強い日です
■東大社

◆1800年以上前に景行天皇が東国を巡幸された際、東海の鎮護として祀られました。
“おおじん様”の名で親しまれ、豊作、大漁、家内安全の神様として地域の信仰を集めています。

■午前11時・例祭に参列させていただきました。

東日本大震災による計り知れない被害、昨夜も大きな地震がありましたが、一刻も早い復興と安心な日々が訪れますように・・・お祈りいたしました。

————————-

午後1時・長野県飯綱町より相澤町長ほか6名の皆様が来庁されました。

■たくさんの雪の中で貯蔵した「雪ねむりりんご」と義援金を頂戴いたしました。

「いちごの国」と「りんごの国」のキャッチボールということで始まった地域間交流。
長野県から6時間かけて、思いやりの気持ちと一緒にお届けいただきました。
長野県と千葉県、遠く離れてはいますが、困った時はお互いに助け合えるような両町でありたいと思います。
町民のみなさまのしあわせのために、元気にがんばります!!
本当にありがとうございました。

■今度は、ふれあいまつりにお出でください。

東庄中学校入学式

2011/04/07

東庄中学校の入学式に出席をいたしました。

■入学生130名、全校生徒数424名

■校歌

新一年生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
今、東日本大震災により被災された方々はもちろん、日本中が、想像を遥かに超えた大震災後の対応対策で大変な思いをしています。
東庄町でも近隣市ほどではありませんが、住宅の屋根瓦が落ちたり、道路の亀裂や陥没など町中で大きな被害を受けました。
3月11日、午前中は皆さんの先輩の卒業式の日でした。
「がんばれば夢はかなう!」という言葉と心からのエールを送りお祝いのことばとさせていただきました。
被災地では、津波により学校ごと流されるなど多くの子どもたちが命を落とし、今も行方不明となっています。
多くの学校が再開できない状態で、深い悲しみの中で卒業式が行われ、また、入学式もプレハブや間借りした校舎で行われるそうです。

人間は小さなものです。
大きな自然には到底かないませんが、被災した現実に立ち向かい努力をする、そしてその人たちに、自分たちには何ができるか?という思いやりの心で支えることにより大きな力が生まれるのだと思います。
東庄町としても何か支援できたらと考えています。
一日も早い復興をみなさんとともにお祈りいたします。

何よりも「命」は大切です。
「日にあらた、日々に新たに、」先ほど皆さんが歌った東庄中学校校歌にもあるように、夢や目標をもち一日一日を大切に、学習や部活動に打ち込み、困難に打ち勝つ強い「心」と「体」をつくり、また、相手を思いやる心や感動する心を大切に、明るく元気いっぱいに過ごしてほしいと思います。

みなさんの豊かな未来に向けて精一杯応援していきたい。
新入生の皆さんのたくましい成長を心から祈念してお祝いの言葉といたします。

■祝辞を述べさせていただきました。

岩田利雄プロフォール
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