‘2011/05’ カテゴリーのアーカイブ
官公庁今夏節電目標25%!
2011/05/24午前10時30分、東京電力来訪。
大地震・津波により太平洋側の発電設備に大きな被害を受け供給力不足発生。
総務課職員と一緒に「今夏の電力需給対策と節電について」説明を受けました。
厳しい状況が予想されることから、25%を目標に節電をしていきたい。
今日のような日は、執務室も網戸にすると快適です。
・・・が、昨年の猛暑を思い出しました。
真夏は、ブラインドを降ろしただけでは、厳しいものがあります。
とにかく、特に9時から20時までの電力需要のピーク時は、職場や家庭で一人ひとりが必死になって節電をしていかなければならないと思います。
私の家での節電対策ひとつ二つ=昔にかえる=
・こだわりの電気釜(炊飯器)からガス釜(電気からガスに)で炊飯。
・電気ポットは、タイガー「とく子さん」使用。省エネ機能(魔法瓶構造)で電源を切っても保温。
・日よけに朝顔のグリーンカーテン。
網戸、日よけ(グリーンカーテン)、クールビズと自家発電などのいざというときの備えと同時にできるだけ工夫を凝らし、節電目標を達成したい。
■黄菖蒲の黄色は爽やかで涼しげ・・・。
眼にやさしい風景 2
2011/05/19今の季節、夕陽は川面に映り、青葉若葉の緑と同じように眼にもやさしく映ります。
宮城県石巻市では、津波で海水に浸かってしまった水田で、田植えが始まったとニュースで知りました。
午前9時30分から、東総用水土地改良区理事会に出席いたしました。
大震災で土地改良区内の農道や農業用水の送水施設等に大きな被害を受けました。
懸命の復旧作業が行われ、おかげで例年よりも大きな遅れは無く田植えが済み、苗も順調に生育しています。
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私は、ご飯が好きです。
炊飯器も入念に選び、水加減を含め自分の好みに合った炊き方にもこだわっています。
大震災後の今また、時代を振り返ると、私が小学校に上がった昭和30年当時、日本は経済復興の真っ只中にありました。
それは、社会が何も無いところから何かを創り出そうとする生気にあふれた時代であり、日本の「ものづくり」が諸外国から認められつつある頃でした。
その当時の「ものづくり」から生まれた物に、無名の日本人家族が完成させて東芝から発売された自動電気釜がありました。
今でも記憶にあるのですが、私が8歳の時に父親が買ってきたのは、正にこの自動電気釜でした。
とにかく当時の日本の台所を劇的に変えた電気製品であり、町工場の一家族の知恵と努力の結晶であったのです。
試行錯誤を繰り返す、ひたむきに努力をすることでは、「農業」も「ものづくり」と同じだと思う。
東庄町は、農業の町であり、米も野菜も美味しいものがたくさんとれ、養豚も盛んです。
新鮮で安全・安心な食べ物が地元でとれると言うことは幸せです。
これからも、美味しいご飯を食べ元気を出して行きます!
(ついつい食べ過ぎてしまうので、そこはちょっと注意しながら・・・。)
◆象印から、また凄い電気釜が発売された。
何か聞いただけでワクワクする。
=それにしても日本の「ものづくり」はすごい!!=
眼にやさしい風景
2011/05/18田舎の風景は、青葉若葉の緑に包まれ、「風青し」吹く風も清々しく感じます。
■JR成田線沿いに咲く黄菖蒲・・・水田や川の風景に似合います。
眼にやさしい風景は、気持ちを穏やかにしてくれます。
昨日までは出張が続きましたが、今日は、一日執務室です。
半袖のワイシャツでいると、暑くも寒くもなく過ごしやすいお天気になりました。
昼食のちょっと迷いながら食べた「たぬきそば(大)」には、さすがに汗が出ましたが。
普段から汗かきの私・・・個人的にもこれから迎えるこれまでにない節電の夏にむけ対策を考慮しています。
数年前から、自宅には朝顔のグリーンカーテンを作り、暑さよけをしていましたが、プラス何か良い方法はないものかと・・・。
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今年、役場庁舎にグリーンカーテンを作ろうと職員がゴーヤの種を町内の電気屋さんからいただき、プランターにまきました。
今のところ芽の出方がふぞろいのうえ、苗を買い足そうとしましたが、手に入りません。
初めてのゴーヤのグリーンカーテン作りが早くもピンチです。
※余っている苗がありましたら、分けていただきたいです。
東庄町消防団春季訓練・防災連絡会議 開催
2011/05/14東庄町消防団員(235名)による春季訓練が、役場駐車場で消防本部・消防職員の指導の下、行われました。
■消火活動訓練
■消防団・消防署・町による防災連絡会議を開催=防災対策室(町長室)=
◆ 挨拶
本日は、春季訓練、大変お疲れ様でした。
また、今回の震災に際しましては、消防団新旧役員の皆さんに、お骨折りをいただきまして感謝を申し上げます。
町では、毎年防災(水防)訓練を実施し、職員による役場庁舎の防災訓練も行ってきました。
公共施設は、耐震工事が終了しており、畳の部屋と調理室の設備もあります。
また防災用倉庫には機材を備えています。
「備えあれば憂いなし!」、訓練などの日常の構え方が大切です。
今回の大震災、町でも大きな被害を受けました。自然災害をなくすことはできませんが、教訓からマニュアル化し、町民の命を守るために備えを十分にしていきたい。
◆ 伊藤消防団長挨拶
今後も大きな地震等災害の起こる可能性があります。
何が消防団でできるかという自覚をお願いし、住民の安心安全を守っていきたい。
会議では、風水害・震災等における配備体制や連絡体制について、気象警報・災害警戒情報について、
6月12日に行う予定の東庄町防災演習実施要綱などが議題となりました。
東庄町議会第2回臨時会 開催
2011/05/10この度の、東北地方太平洋沖地震により、本町では、道路や農業施設など、大きな被害がありました。
その一方で、多くの町民の皆様も被災しております。町全体の3分の1を上回る世帯において、瓦の崩落や壁の亀裂といった建物の被害を被っています。
午前10時30分 開会。
震災対応の補正予算など5件の議案を上程し、全会一致で全議案が可決成立いたしました。
【平成23年度一般会計補正予算第1号の専決処分の承認】
・4月1日付、専決処分。
・土木災害復旧費3億818万円、農林災害復旧費7,870万円を内容とする総額3億3,688万円の補正。
・財源は国庫補助金、町債、財政調整基金繰り入れなど。
【平成23年度一般会計補正予算第2号】
・災害見舞金事業(町単独事業)5,850万7千円、災害廃棄物処理事業1,285万7千円を内容とする総額7,136万4千円の補正。
・財源は国庫補助金、財政調整基金繰り入れ。
・災害見舞金事業:本町では、住宅の被害件数が非常に多かったことから、一定の要件で住宅被害のあった世帯を対象に全壊10万円、大規模半壊8万円、半壊5万円、一部損壊3万円の見舞金を支給するものです。
6月1日から受付し、町単独事業で1900件の支給を想定しています。
・補正予算第1号、第2号により震災対応の予算は総額4億824万4千円となります。
・5月19日付け、一般住民向けに、支援制度や手続きなどを取りまとめた広報特別号を発行。
【その他の議案】
・国保税条例の一部改正など、専決処分の承認。
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◆閉会挨拶 =要旨=
本臨時会におきましては、承認4件、議案1件を提案させていただきました。
議員各位には、慎重なるご審議を賜り、原案どおり、承認・可決をいただきまして、誠にありがとうございました。
3月11日の地震発生時には、各地区の区長さんをはじめ、多くの町民の皆様にご協力をいただきました。
本町の地域力を改めて認識するとともに、敬意を表するものであります。
また議員各位におかれましても、各方面からご支援・ご協力を賜り、この場をお借りしてお礼申し上げます。
顧みますと、わたくしは、阪神淡路大震災が起きた正に、その月に町長に就任いたしました。
今回の震災に際し、当時の町への思いそして、行政の執行側となることへの決意を再認識いたしました。
特に防災に対する思いは強く、防災訓練はもとより、他市町村にさきがけて、公共施設の耐震化工事に取り組んでまいりました。
今回の震災につきましては、幸いにして人命が失われるような災害は無かったわけでありますが、住家の屋根被害が多く発生致しました。
被災された方々のご心労と経済的負担を考えますと心からお見舞いを申し上げたいと存じますが、この震災を再スタートの契機として捉え、それぞれのお立場でのご活躍をご祈念申し上げる次第です。
季節の変わり目で体調を崩しやすい時期でございます。
議員各位におかれましても、健康に留意され、益々のご活躍をご祈念申し上げ、あいさつとさせていただきます。
雲井岬 =つつじまつり開催中=
2011/05/09風薫る5月、今日も初夏を感じるすがすがしい日になりました。
昨日は、つつじまつり期間中の雲井岬つつじ公園に行ってきました。
偶然、駅からハイキングに参加をされた神崎町石橋町長さんにお会いし、つつじ公園で到着を待ちました。
「つつじまつりと東庄アイベリーの里ハイキング」・「つつじまつりイベントデー」ということで、つつじが色とりどりに咲いている公園内はもちろん、田園風景を楽しみながら歩く人たちで活気あふれる一日でした。
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次週15日も「つつじまつりイベントデー」・「ホワイトボール(コカブ)の収穫体験などが開催されます。
地元の特産品や産直品の販売も行われ、JR笹川・橘駅から公園まではシャトルバスも走ります。
田舎の風を感じながら家族やグループ、それぞれ自由な楽しみ方をしていただけたらと思います。
困った時はお互いさま・・・
2011/05/084月末、東京大学運動会弓術部古谷野主将より東庄町役場宛にお礼の手紙が届きました。
◆3月11日、午後2時46分三陸沖、午後3時15分茨城県沖を震源とする大地震発生。
震度5弱というこれまで経験したことの無い大きな地震、特に二度目の地震は揺れている時間も長く「一体どうなってしまうんだろう!?」という恐怖を感じました。
一度目の地震直後に災害対策本部を設置してから、本部員はもちろん全職員で対応対策にあたりました。
町内全世帯が停電・断水。
避難所設置と同時に各避難所には続々と避難者が集まり(4カ所に557人)、役場町民ホールにも多くの避難者が集まりました。
避難民、消防団員、職員・・・夕食はどうする!?
庁舎東側軒下で炊き出しをすることに決定。
米、水、調味料、ガス・ガス炊飯器、公民館調理用具持ち出しOK。
「公民館に避難している東京大学弓術部員にも手伝ってもらおう!!」
おかげで力をあわせ約600人分のおにぎりを作り、各避難所に配布することができました。
◆3月12日、停電、断水、電車・高速バス不通。
毎年、春の合宿で東庄町(土善旅館)を訪れている東京大学弓術部員。
土善旅館も被害を受け、留まっていても迷惑になるので何とか帰京する手段はないものかと相談を受けました。
「町民バスを出します!」
全職員が出ているため、ドライバーも二人います。
■土善のおかみさんに挨拶
炊き出しを一生懸命に手伝ってくれた、返礼として町民バスは走りました。
「困ったときはお互いさま」です。
町民バスは土善旅館を出発、千葉駅に向かいました。
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そしてこれは、後で聞いたことですが、一人の部員のお父さんが東庄町平山の吉田さんであり、バスで千葉駅に向かう途中に、平山で一人暮らしをしているおばあちゃんが心配なので様子を見に行ってほしいという連絡が入り、引き返したということでした。
役場に吉田君を乗せ戻った町民バス。
そのあとドライバーは、吉田君を平山のおばあちゃんの家まで送ったとのことでした。
一生懸命にしたこと、やさしさがかたちに残りました。
そして話を聞き、何かホッとして温かい気持ちになりました。
東京大学弓術部員の皆さん、来年の合宿もぜひ、東庄町にお越しください。
5月庁議 開催
2011/05/023連休後の月曜日、さわやかな5月のスタートとなりました。
私は、今日から半そでのワイシャツに衣替えです。
9:30より、5月庁議開催です。
議題は事務事業の概要と指定事務事業の指定について・・・
大地震から50日、復興の兆しのある中で、地震・津波・原発事故と三つが重なり仕方がないと言って対応の悪い政府に、大変な思いをしている多くの人がいる。
そんな中、本当に復興への意欲・取り組みは凄い!!と感じました。
=大震災で壊滅的な被害を受けた岩手県重茂半島、アワビの生産量日本一・重茂漁業協同組合の組合長。
国からの支援が直ぐには期待できないなかで一日でも早く海に出たいと、自力で漁を再開するため動き出した。
800艘あった船は津波で流され、残ったのは僅か14艘。
とにかく一番に船と漁具を集める。
組合に集まった漁師は400人。
水揚げは平等に分け合い、漁具はすべて組合が提供。
海の暮らしを何とか取り戻そうという組合長と漁師たちの必死の連携と挑戦です。=
(昨日、NHKテレビで紹介されました。)
組合員の下には多くの家族が居ます。
組合長と組合の早い決定と行動・決断をしたことが凄いと思いました。
行政にもあてはまることです。
事に当たっては、敏な行動・対応が必要、そして成果の出ることが大事です。
町は、有り難いことに、対応対策のとれる状態にあります。
経験の少ない我々にとっては、大変なことだが、これから十分に対応していきたい。
自粛については、良いものを駄目にしてしまう・・・。
起きてしまったことには、前向きに進み、それぞれの持ち場をきちっとし、結果、経緯を残しながら、町民のために、少しでも町が役に立つよう一生懸命な対応をお願いしたい。
イベントや休みが多いので、気をつけてがんばってほしい。
挨拶とお願いをしました。
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◆私の愛読書『美味しんぼ』漫画。
時々、お昼に行く蕎麦屋さんに(1巻~104巻)置いてあります。
たまたま、お昼に「肉そば(大)」を注文し、いつものように『美味しんぼ』をと本棚の前に。
何度も読んでいる「103巻」の隣にあった「104巻」を何となく手にとりました。
驚きました!!
1年前の3月初版の「104巻・食と環境問題」。
私が感銘を受け、朝の庁議の挨拶で話をさせていただいた、重茂漁協組合長さんが載っていたのです。