■雲が湧いて・・・庁舎屋上より
厳しい残暑が続いていますが、虫の音や風景に秋を感じます。
東庄町議会9月定例会閉会。
本定例会には、執行部より、諮問2件、議案8件及び認定9件を提案。
すべての案件を原案どおり可決・認定をいただきました。
本日をもちまして、第14代東庄町議会議員最後の定例会がつつがなく終了するわけでございます。
重責を果たされました皆様方のご苦労に対しまして、心より敬意を表しますとともに、これまで頂戴いたしましたご厚情に、厚くお礼申しあげます。
この4年間を顧みますと、国内外を通じ、さまざまな出来事がございました。
米国発のサブプライム問題が世界的規模での「金融危機」へと進行し、その影響は、世界経済という媒体を通して、我が国にも、いまだに「津波」のごとく、押し寄せている感があります。
国内においては、2009年8月の衆議院議員選挙により、民主党が308議席を獲得し、本格的な政権交代が行われました。
行政刷新会議が行う「事業仕分け」等の動向を見守りながら、町の計画や目標の実現に向けて、粛々と事務を進めて参った次第です。
このような状況下、議員各位のご理解とご協力を賜りながら進めて参りました行財政改革が各方面で実を結び、特に、財政運営的には、県内で上位の位置を保っております。
また、地域の皆様のご理解もいただき、幼稚園の統廃合を実現し、学校施設の耐震化工事、公民館の大規模改修工事を完了させることができました。
更には、東庄病院、保健福祉総合センター、オーシャンプラザを拠点とした保健、医療、福祉の一体的な取り組みは、全国的に高い評価をいただくとともに、東庄病院につきましては、平成8年の移転新築以来、初めての黒字決算を達成するに至りました。
このような成果は、議員各位が議会全体、あるいは委員会で精力的に先進地を視察し、町の発展を願う強い意志の結晶であると存じます。
こうして振り返りますと、第14代議員各位の果たされた功績は、誠に大きなものがあると存じます。ここに改めて敬意と感謝を申し上げます。
さて、先の東日本大震災からの復旧・復興に向けた取り組みは、国を挙げて行われているところであります。
9月2日には、まさに、これを使命とした野田内閣が発足したところでございます。
内閣という組織がその使命を達成するには、個々の能力・資質を発揮することは、必要なことではありますが、個々の集まりである組織・団体としての役割・使命を、その組織に関わる人たちが認識しなければ、成し得ないと考えます。
町も地方公共団体という組織であります。
議会の皆様におかれましては、予算・決算の審議にあたり、来期から特別委員会の設置を決められたとのことであります。
このことは、議会という組織の役割達成に大きく資するものと考えます。
本年度は、第5次総合計画の折り返しの年度であり、後期基本計画を策定しております。
道、半ばであります。
わたくしども、執行部も、議会のご協力をいただきながら、それぞれの役割を果たして
参りたいと存じます。
本年はいつになく、厳しい残暑が続いております。体調にはくれぐれも留意をされまして、
ますますご活躍いただきますことをご祈念申し上げます。
ありがとうございました。
東庄町議会9月定例会の閉会にあたり、ご挨拶を申し上げました。
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議会終了後、議会・議会議員団・東友会(職員)の主催により、林幹雄衆議院議員、遠藤澄夫県議会議員ご臨席のもと私の関東町村会会長就任祝賀会を開催していただきました。
これまで議会議員、町長職と32年間、先輩方から多くのことを学ばせていただきながら頑張ってきました。
=しあわせは みんなで創りあげる=
これからも議員、職員、多くのみなさまのご支援をいただき何事にも精一杯、全力で立ち向かって行きたい。
多くの皆様に感謝を申し上げます。