東庄町戦没者慰霊祭
■東庄町戦没者慰霊祭(例年8月15日)を改修の済んだ公民館大ホールに於いて挙行いたしました。
本日ここに東庄町戦没者慰霊祭を挙行するにあたり、謹んで慰霊の言葉を申し上げます。
先の大戦から65年の歳月が過ぎ去りました。
本日この戦没者慰霊祭に臨み、苦難に満ちた過去を偲びますとき、哀惜の思いが胸に迫ります。
今ここに 戦渦に倒れ、祖国の礎となられました御霊に対し、謹んで哀悼の誠を捧げるものでございます。
とくに深い悲しみと不断の努力により、現在の生活基盤を築かれてきたご遺族のご心中を察するとき、改めて戦争のない平和な社会の重要性をすべての国民が 認識していかなければならないと思います。
戦争のない世の中は、人類全ての願いであります。
私たちは、再び戦争を繰り返すことのないよう御霊の残された尊い願いを心に刻み、末永く後世に伝えなければなりません。
わが郷土東庄町も恵まれた自然環境のもと先人のたゆまぬ努力により著しい発展を遂げ、本年は町制施行55周年を迎えることができました。
先人が、こよなく愛し遺されたこの町をすばらしい故郷として発展させ、次代を担う子や孫たちに引き継いでまいります。
「人づくりは 町づくり」、人と人との関わりは、元気を生みます。
私は、皆様とともに平和を祈念し、更なる東庄町の発展、町民一人ひとりの心の豊かさが、地域を輝かせる町民誰もが元気で活力に満ちた生活を送れるまちづくりに向け、町民の皆様とともに全力で取り組んでまいる所存です。
御霊のやすらかなることを心からお祈り申し上げるとともに、ご遺族の皆様の今後のご多幸とご健勝を祈念し、慰霊の言葉といたしました。
一人ひとりが献花、東庄町女声合唱団「響」による慰霊のうたが、こころに響きました。